我慢は禁物
今回は来る防大入校に向けて、新入生が持つべき心構えについて解説します。
今回の解説は同様のものをYouTubeにもアップロードしているので、そっちも是非見てください。
それでは解説を始めます。
心構えの概要
まず最初に、今回紹介する心構えを紹介します。
今回私が伝えたい心構えは、
・前情報に固執するな。
・無理は厳禁
・君ならできる!
の3つです。
次の章からは、これらを一つずつ解説していきます。
前情報に固執するな
まず最初に伝えたいことは、私のブログやYouTubeチャンネルなどの前情報に固執するなということです。
私のブログでも一番上に表示していますが、防衛大学校の慣習は期別、つまり入校年度によって大きく異なるものです。
近年では情勢の変化により従来よりも大きな変化があります。
私の知っている限りだと、防大で有名な昼の一斉喫食や、指導での腕立て伏せなどの体罰がなくなりました。
これらは感染症対策やパワハラ対策によるものです。
私が入校する前も防大について事前に情報収集をしており、これらがあるものであると認識していましたが、実際に入校してからこれらがなくなったことを知りました。
これら以外にも、私が持っていた前知識と異なることが多くありました。
そのためこれから入校する新入生には私の公開している情報や、インターネットで集めた情報に固執せずに、柔軟に防大の制度や慣習に適応していってほしいと思います。
特に来年度入校の新入生の場合、世間で感染症対策が事実上終了するために防大でもまた大きな変化があるかもしれません。
特に一斉喫食については復活する可能性があります。
ただ、防大の変化は悪い所だけではないと思います。
特に今年は退校者が30年ぶりに入校生の2割を超えました。
これを防衛大学校も重く見ており、今後の指導などが改善される可能性もあります。
そのため新入生にとっては変化に戸惑うかもしれませんが、うまく適応して頑張ってほしいと思います。
我慢は禁物
次に我慢は禁物であることについて解説します。
今までも解説しましたが、防衛大学校は非常に閉鎖的な環境です。
新入生は今までの生活とは全く違う、未知の環境に身を置くことになります。
その閉鎖的な環境な中で新入生は対番の学生という、たった一人の味方に頼って、必死に防大生活に適応できるようになる必要があります。
当然、これは全ての人ができることではありません。
中には私のように防大での生活が耐えられないと感じる人もいます。
「防大の環境に耐えられない」という考えは一時の感情である可能性もあります。
その時は時間を空けてもう一度考え直してみてください。
考え直しても耐えられないと感じるようであれば、私は頑固にならずに素直に退校することを勧めます。
前回の記事でも解説しましたが、防衛大学校ではお客様期間を過ぎると、退校までに2週間程度かかってしまいます。
そのためお客様期間中に無理だと感じたのなら、その期間中に退校することをオススメします。
お客様期間中なら部屋長に「辞めます」と一言伝えるだけで簡単に辞めることができます。
私もお客様期間中に防大での生活に耐えられないと感じましたが、そのまま辞めることができずにズルズルと生活し続けた挙句、約二か月で心が折れてしまいました。
前も言ったと思いますが、心が折れてからの防大での生活は大変キツいものです。
限りある自身の人生に自分で終止符を打ってしまう前に、勇気ある決断をしてください
君ならできる
最後に「君ならできる」について解説します。
これは亜人という、僕の好きな漫画であったセリフです。
亜人は本当に面白いので是非読んでみてください。
話を元に戻します。
前の話題では、無理だと感じたらすぐに退校したほうが良いと言いましたが、実際は退校するのにも大きな勇気が必要だと思います。
防大に在籍していれば、その後の人生は安泰なものになります。
それを自ら投げ捨てれるのに大きな勇気が必要なのは、考えればわかると思います。
しかし無理やり防大に居続けても、結局途中で心が折れてしまうことが多いと思います。
私が退校するならなるべく早めに退校することを進める理由には、心身への影響の他に、退校後の振る舞いにも影響があるためです。
防衛大学校を退校した学生は、ほとんどが再び大学受験をして他の大学に進学します。
しかし大学受験には当然ながら受験勉強が必要です。
その受験勉強の時間を少しでもも確保するために、なるべく早めに退校の決断をすることを進めているのです。
前回の記事でも紹介しましたが、退校には面倒くさい手続きを踏む必要があり、何より部屋長や対番の学生に言いだしずらいと思いますが、今後の自身のことを考え勇気ある決断をしてください。
君ならできる!
今回は防衛大学校の新入生に、入校に向けた心構えを紹介しました。
大切なことなのでもう一度言いますが、心が折れてからの防大での生活は非常にキツイものです。
それに退校する時期によってその後の立ち振る舞いも大きく異なるので、決断は早めにすることを強く勧めます。
退校は逃げではありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (9)
K
がしました
大変面白く読ませていただきました。
私も防大に居て、前期でやめてしまった者ですが、未だに防大の理由のない理不尽な悪習が残っているのを知って懐かしく思うと共に悲しくも成ってきます。
統制、ゴミ分別等上級生は係業務等で時間がない等理由もなく守らない守る気もないと言うのに1学年を指導すると言う所は読んでいて腹立たしかったです。一部の者に過ぎない事ではあると思いますが、そんな幹部が上官になるのは害しかないと思います。
伝統、前例だからと思考停止していらぬ苦しみを再生産し下級生に与え、不幸にするものこそが防大の闇でしょうね。
防大は陸海空三自衛隊のいずれにも属していないため、それぞれの自衛隊で行っているハラスメント対策が浸透しにくい点や予算を確保しにくいといった点も、未だにハラスメント相談ができないことや生活環境が悪いと言うこともあるのでしょうね。
防衛予算の増大に伴い自衛隊の庁舎や被服等の更新も進むでしょうから、これからの防大生がより良い環境で学べると良いですね。
投稿者様の次の記事、動画をお待ちしております。
K
がしました
K
がしました
K
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泳ぎが苦手な人って自己申告した方が
良いのでしょうか…
泳力測定が鬱です。
K
がしました